高度成長期につくられた
鋼道路橋の老朽化が、課題に
全国約7万橋の鋼道路橋のうち、高度経済成長期(1955~1973年)に作られた6.6万橋が老朽化しています。対策の一つで腐食を防ぐ必要があり、塗装の防食性能を維持する必要があります。
従来、一般塗装系塗膜の防錆機能は10年程度でさび始めると言われています。
飛来塩分の影響を受ける沿岸部など厳しい腐食環境の中では数年でさび始めるというのが現状です。
一般塗装系を10年毎に塗り替えていくと累積塗り替え費用が高くなるという問題があります。
鋼材の錆を防ぎ、長持ちさせるためにはより防錆力の高い重防食塗装系塗膜に塗り替えることが重要です。